「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019 三井不動産カップ (水戸大会)」 がアダストリアみとアリーナにて開幕。5月31日に行われた第1戦は、AKATSUKI FIVE 女子日本代表が昨年のFIBA女子ワールドカップで4位になった強豪・女子ベルギー代表を相手に91-75で快勝し、白星スタートを切りました。第2戦は6月2日(日)14:00より、同じくアダストリアみとアリーナで行われます。チケットは好評発売中。皆様のお越しをお待ちしております。
今年最初の試合を迎えた女子日本代表のスターティングラインナップは、#15本橋菜子選手 (PG / 東京羽田ヴィッキーズ)、#14本川紗奈生選手(SG / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)、#52宮澤夕貴選手 (SF / JX-ENEOSサンフラワーズ)、#0長岡萌映子選手 (SF / トヨタ自動車 アンテロープス)、#8髙田真希選手 (PF / デンソー アイリス)の5人。序盤からどちらも精度高くシュートを決めていきます。その中において、交代で投入された#27林 咲希選手 (SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)が最初の3分28秒間で3Pシュート3本全てを成功させて11点を挙げ、第1クォーターを33-25とリード。勢いに乗った日本は65.4%と高確率でシュートを決め、56-38と18点差をつけて前半を終えます。
先発メンバーも、ベンチメンバーも積極的なプレーで得点を重ねていき、第3クォーター終了時点で76-50とこの試合最大となる26点のリードを奪いました。最後の10分間はトップチームにはじめて選出された若い選手たちを積極的に起用します。しかし約4分間、得点できず、逆にベルギーの反撃に見舞われます。我慢して使い続けたことで、「最後の5分間は良くなりました。若い選手にとっては良い経験になりましたし、このような試合ではそれが大きいです。試合全体を見れば、すごく良い試合でした」とトム・ホーバスヘッドコーチは及第点を出し、91-75で快勝しました。
勝因はディフェンスとともに、高確率で決めた3Pシュートです。32本放って18本成功(56.3%)。林選手の5本を筆頭に9人の選手が3Pシュートを決めました。「ベルギーと対戦してみたら日本の速さについて来られていないのが動きながら分かったので、その部分で思い切ってシュートを狙えたのかなと思います」という林選手は練習してきたことを出すことができ、自信に変えています。インサイドの髙田選手は2本、#11谷村里佳選手 (PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)も1本を成功させ、どのポジションからも3Pシュートが狙えます。ホーバスヘッドコーチは「東京オリンピックで金メダルを獲るためには、このバスケットを突き詰めていかなければならないです」と目標に向かって進化させています。
「コーチが『積極的に打て』と言ってくれることで、緊張することなくマークが空けば打つことができるものです」と現役時代はシューターとして活躍したホーバスヘッドコーチ自身の経験をもとに指示したことが功を奏しました。髙田選手も「出る選手みんながアグレッシブにプレーし、今まで練習してきたバスケットの良いところを少しずつですが出せたと思います」と新たな日本のスタイルに手応えを感じており、連勝して三井不動産カップ優勝を目指します。
積極的にシュートを狙う日本のスタイルは「戦っている選手自身が楽しく、観ているファンの皆さんにとっても楽しい」とホーバスヘッドコーチは言います。日本のスタイルをぜひ会場で体感していただきたく、皆様のご来場をお待ちしています。また、第2戦の模様は「バスケットLIVE」でライブ動画配信(見逃し配信)とともに、第2戦は「BS-TBS」でも生中継されます。合わせてお楽しみください。